祖母の実家の生業:賃貸と食器貸し

関東大震災があるまで祖母の実家は日本橋で賃貸と食器貸しをしていたそうです。震災で全て壊れました。

祖母の実家の生業:賃貸と食器貸し

祖母の実家の生業:賃貸と食器貸し

父方の祖母の実家は徳川家康について江戸にやってきた商人でした。長屋を賃貸として貸し出す生業と、料亭などに高額な食器類を貸し出す生業を300年以上日本橋で行っていました。関東大震災で全て焼きだされて、食器も壊れ、家は傾いたそうです。今、老舗デパートの新館が建っているところにお店はあったそうで、祖母はそこがお気に入りでよく通っていました。賃貸って江戸時代からあったんだと不思議に思いました。歌舞伎役者さんなどが住んでいたそうです。昔の白黒写真を見ると、本当に長屋です。日本橋が実家なことを祖母は誇りに思っていました。

生ものを扱う仕事ではないので、いったん財を成したら、あとは管理だけすればいいだけの商売だったので300年間お大尽でいられたのだと思います。祖母はとても裕福な家庭に育ちました。女学校にもいったそうです。ただ当時は保険などなく、焼きだされて全て失ったそうです。保険がある現代、賃貸と食器貸しはいい商売のように思えます。祖母は20年前に鬼籍に入りましたが結構わががまな性格でした。幼少時にお金がありすぎるのもどうかなぁと思いますが、いつの時代も資産運用のできる商人が利を儲けるのだな、と感じ入った次第です。

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